ImageMagickの使い方
複数の画像ファイルを一括で処理するには、ImageMagickは欠かせません。
完成写真用の現像・レタッチなど精密調整が必要なものは、別として、 コンタクトシート用のWEB画像であるとか、内部確認用の画像一覧とかをつくるときは、ImageMagickのお世話になりっぱなしです。
ImageMagickは、実行ファイルでもライブラリでの利用が可能で、ライブラリは多くの画像処理ソフトに組み込まれています。
実行ファイルのほうはコマンドライン形式(CLI)ですそのまま動きますので、ターミナルに慣れていない人には敷居が高いですが、画像を扱うことが多い人は、この機会になれるようにすると、作業効率がその後、劇的にあがります。
一例をあげます。
あるディレクトリ(フォルダ)に、かなりピクセルサイズの大きい
s_B23R4967.JPG
(略)
s_B23R5166.JPG
合計200個のjpegファイルがあり、それを全部、長辺が300ピクセルの画像にしたい場合。
magick mogrify -resize 300x300 *JPG
とすれば、一括で、その大きさに変換されます。
コマンドは多機能で、ネットにも利用情報がたくさんのっていますが、当方がしばしばつかうものにかぎって、紹介します。
以前は、合計11種類のコマンドがあって、上の例の処理もmogrifyという単独コマンドだったのですが、現在のバージョン(v.7)からは、
magick オプション名(この場合mogrify)
で使えるようになっています。
オプション一覧は次のようになっています。
| オプション | 主な役割 |
|---|---|
| identify | 画像の形式、サイズ、解像度などの メタ情報を出力。 |
| convert | 互換性のために残された 画像変換・加工。基本はサブコマンドなしの magick を推奨。 |
| mogrify | 元の画像を インプレース(上書き)で一括変換。 |
| composite | 複数の画像を 特定の方法で重ね合わせる(合成)。 |
| montage | 複数の画像のサムネイルを グリッド状に並べて1枚の画像にする。 |
| compare | 2つの画像の 差異を数学的・視覚的に比較 する。 |
| stream | 大規模画像の特定部分を ピクセルストリームとして効率的に読み出す。 |
| import | Xサーバー等の画面上のウィンドウをキャプチャして 画像として保存。 |
| display | Xサーバー上で画像を 表示する(ビューア機能)。 |
| animate | GIFアニメーションなどの画像シーケンスを 画面上で再生。 |
| conjure | Magick Scripting Language (MSL) のスクリプトを 実行する。 |
このうちよく使うものとしては、上の三つ、あとはちょっと凝ったことをするのに次の二つでしょうか。